【2026年最新インタビュー】山口はのんが語る表現者としての覚悟と現在地——アイドルから舞台、そして世界を見据える女優へ
山口 は の んは、2020年代のエンタメシーンにおいて独自の存在感を放ち続けている。ミスマガジン2019でのグランプリ戴冠から数年、彼女が歩んできた道のりは、単なるグラビアやアイドルの枠には到底収まらない。2026年現在、テレビドラマや舞台、さらには海外プロダクションとの協働プロジェクトへとその領域を急速に広げており、表現者としての勢いは増すばかりだ。
都内の撮影スタジオに姿を見せた彼女の表情には、かつての無邪気な笑顔に加えて、確固たるキャリアを積み重ねてきた者だけが持つしなやかな自信が宿っていた。多忙を極めるスケジュールの合間を縫って実現した本紙の単独取材で、山口 は の んが真っ直ぐな視線とともに語ったのは、華やかな光の裏にあった葛藤と、これから先に見据える新たな挑戦のグラデーションだ。
王道アイドルからの脱皮:夢アド時代に育まれた表現力の原点
彼女の原点を語る上で、「夢みるアドレセンス」でのアイドル時代は外せない。大歓声が渦巻くライブステージで培った度胸と、一瞬で観客の心を掴むレスポンス能力。それは今の演技やモデル仕事の基盤になっている。
「当時はとにかく目の前のパフォーマンスに全力でした。でも、ファンの方々とダイレクトに向き合ったあの濃密な時間があったからこそ、カメラの前に立ったときも『誰に向けて届けるか』を鋭く意識できるようになったんです」と彼女は振り返る。
グループ卒業後、多くのアイドルが進路に迷う中で、彼女は迷わず表現の現場へと足を踏み入れた。投げ出さず、甘えずに現場の第一線で揉まれ続けたことが、現在のブレない姿勢を作っている。
グラビア黄金期から本格派モデルへ:カメラの前で魅せる質感の美学
ミスマガジン獲得以降、数々の誌面を飾ってきた彼女だが、そのスタイルは年々成熟を増している。単に美しさを切り取るだけでなく、ストーリー性を感じさせる表現力が高く評価されているのだ。
近年のファッション誌やウェブメディアでのグラフィックワークでは、意志を感じさせる目元と洗練されたシルエットが印象的だ。単なる被写体にとどまらず、フォトグラファーやスタイリストの世界観を解釈して身体で表現するプロフェッショナリズムが光る。
「昔は『可愛く映りたい』という気持ちが強かったかもしれません。でも今は、その写真がどんな空気感を纏っているか、一枚の画像からどんな物語が立ち上がるかを大切にしています」。そう語る表情には、職人技とも言える美へのこだわりが滲む。
2026年の挑戦:連続ドラマ出演と役者としての深み
2026年、彼女の活動は演技の分野で大きな結実を見せている。今期話題の連続ドラマで演じる複雑な背景を持つヒロイン役は、これまでの彼女のイメージを大きく覆すものとなった。
現場での評判もすこぶる高い。監督からの突発的な演出変更にも柔軟に対応し、台本に書かれていない感情の揺れを静かに演じ切る。共演したベテラン俳優陣からも「眼差しで語れる役者」と評価する声が上がっている。
「役作りは自分自身を一度ゼロにする作業。すごく苦しいけれど、自分じゃない誰かの人生を生きる瞬間のゾクゾク感は何物にも代えがたいです。今はもっと泥臭い役や、感情を剥き出しにするような役にも挑んでみたい」と、演技への飢餓感を隠さない。
「飾らない素顔」が共感を呼ぶSNS時代のセルフプロデュース
華やかな表舞台の一方で、彼女が発信するSNSには飾らない等身大の日常があふれている。愛犬との穏やかな時間、お気に入りのカフェ、日々のトレーニング風景——過度な加工を排した自然体の姿が、同世代の女性を中心に強い共感を呼んでいる。
SNSとの付き合い方について、彼女はこう明かす。「作り込んだ世界観も素敵ですが、私自身が一番心地いいと感じる距離感で発信することを意識しています。ファンの方々と同じ目線で日常の楽しさをシェアしたいんです」。
演出された完璧さよりも、人間味あふれるリアルな姿。その絶妙なセルフプロデュース感覚こそが、移り変わりの激しいエンタメ界で長年愛され続ける理由なのだろう。
アジア圏への視線:国境を越えるカルチャーアイコンへ
近年、彼女の活躍の場は日本国内にとどまらない。アジアンポップカルチャーの注目が高まる中、台湾やタイをはじめとするアジア各国のファッションイベントやメディアからのオファーが急増している。
語学学習にも意欲的で、現地メディアのインタビューに現地の言葉で応える姿も話題となった。国境や言語の壁を軽やかに飛び越えていく姿勢は、次世代のカルチャーアイコンとしての可能性を感じさせる。
「アジアのカルチャーには今、すごい熱量があります。日本のエンタメの良さを伝えつつ、海外のクリエイターたちとも面白いものを一緒に出していきたい。世界は思っている以上に近いですから」と目を輝かせる。
表現者として拓く未来:積み重ねてきたキャリアの先に
これまでの歩みを振り返りつつ、彼女は未来の自分について静かに語り始めた。目まぐるしく変化するエンタメ業界の中で、己の足で立ち続けることは容易ではない。しかし、彼女の言葉には焦りも気負いもない。
「年齢や肩書にとらわれず、その時々に自分が心からワクワクできる選択をしていきたいです。アイドルとしての時間も、グラビアでの経験も、全部が今の私の血肉になっている。これからはそれらをつなぎ合わせて、私にしかできない表現を追及していきます」。
変化を恐れず、常に脱皮を繰り返してきた彼女。2026年、表現者としてさらなる高みへと昇華し続けるその姿から、今後も目を離すことができそうにない。 (出典: 山口 は の ん(Yahoo!ニュース))