メイドインアビスのゲームはひどい?クソゲー酷評の真相と隠れた魅力
メイドインアビス ゲーム ひどいという刺激的な言葉が、発売から時間を経た現在もSNSやゲーマーの掲示板で語り継がれている。竹書房のWebコミックガンマで連載中のつくしあきひと氏による大ヒット漫画を原作とした3DアクションRPG『メイドインアビス 闇を目指した連星』。発表当時は世界中のファンが期待に胸を躍らせたが、いざ市場に出回ると、プレイヤーから怒涛の落胆と困惑の声が相次ぐ事態となった。
Nintendo Switch、PlayStation 4、Steamという主要プラットフォーム向けに展開された本作は、多くのゲーマーにとって「期待外れ」の烙印を押される羽目になった。ネット検索で「メイドインアビス ゲーム ひどい」と入力すると、理不尽なゲームオーバー体験や粗削りなグラフィックへの不満が溢れ返る。だが、その苛酷な批判の裏側には、単なる出来の悪さでは片付けられない、歪んだ愛と異様なこだわりが潜んでいた。
メイドインアビスのゲームはひどい?クソゲーと酷評される理由や理不尽な難易度の真相を徹底検証
プレイヤーを絶望の淵に叩き落とした最大の要因は、容赦のない「理不尽さ」にある。本作は一見するとファン向けキャラクターゲームの皮を被っているが、その実態は過酷極まりないサバイバル・3DアクションRPGだ。奈落の淵「アビス」を下降する旅は、少しの油断で即座に命を落とす罠と凶暴な原生生物で満ちている。
特に物議を醸したのが、原作の根幹をなす「アビスの呪い」の再現システムだ。一定の深さから上昇するだけで画面が歪み、プレイヤーキャラクターが血を吐いて衰弱する。ダンジョンのちょっとした段差を登っただけでも発動するため、操作の自由度が著しく制限される。探索の楽しさを期待して購入したユーザーほど、足枷ばかりの仕様に強いストレスを感じ、「クソゲー」の烙印を押すことになった。
武器の耐久度システムも追い打ちをかける。敵を攻撃すれば瞬く間にピッケルや鉈が壊れ、素手での闘いを余儀なくされる。限られたインベントリの中で資材をやりくりしなければ即死する設計は、カジュアル層を完全に突き放した。難易度の高さが「洗練された歯ごたえ」ではなく「プレイヤーを不快にさせる理不尽さ」へと傾いていた点が、酷評を集めた決定的な真相と言える。
操作性とUIの不備が招いた「クソゲー」評価の正体
難易度の高さだけでなく、技術的な完成度の低さも批判の的に上がった。特に指摘が多いのは、もっさりとしたレスポンスの悪さと視点移動の不便さだ。敵の攻撃モーションに対して回避行動をとっても、硬直時間が長すぎて回避が間に合わない場面が頻発する。
さらにメニュー画面のレスポンスやアイテムUIの使い勝手も、洗練されているとは言い難い。クラフトシステムで回復薬や装備を作成する際の手間、頻繁に入るロード時間など、細かな不満がボディブローのようにプレイヤーの気力を削っていく。Nintendo Switch版におけるフレームレートの低下や、敵が壁に埋まるバグなども没入感を大いに削いだ要因だ。
原作ファンを唸らせた隠れた魅力と忠実すぎる「深淵の世界観」
しかし、このゲームを単なる粗悪作と切り捨てるのは早計だ。酷評の嵐が吹き荒れる一方で、原作を熟知したコアなファンからは熱狂的な評価声も上がっている。その理由は、原作におけるアビスの絶望的な世界観を「手加減なし」で体験できる唯一無二の再現度にある。
主人公「ヘヴィセーブ」をはじめとするオリジナル探窟家を作成し、深層へ挑むモードこそが本作の真骨頂だ。プレイヤー自身が度し難い奈落の恐怖を味わい、極限状態の中で一歩一歩前進する感覚は、他のライトなファンディスクでは決して味わえない。アビスの呪いによって画面が血に染まり、追い詰められながらも奇跡的に地上へ生還したときの達成感は、本作ならではの強烈な体験と言える。
スパイク・チュンソフトとつくしあきひと氏が挑んだCERO Z指定のダークファンタジー
開発を手掛けたスパイク・チュンソフトは、本作をCERO:Z(18才以上対象)としてリリースする英断を下した。原作者であるつくしあきひと氏が描く作品の魅力は、可愛らしいキャラクターデザインと裏腹にある、容赦のない残酷さと死の匂いだ。出版元である竹書房と共に構築されたこの独特なダークファンタジー世界を誤魔化すことなくゲーム化するには、年齢制限の引き上げが避けられなかった。
原生生物に喰われる凄惨な死亡アニメーションや、幼い探窟家たちが命を落としていく過酷な世界描写は、まさに原作へのリスペクトそのものだ。万人に受け入れるためのマイルド化を拒否し、エグみのある原作の質感に徹底して拘った姿勢は、ゲーム制作陣の確固たる意志を感じさせる。
2026年最新の評価と購入前に後悔しないためのネタバレ覚悟の総括
2026年現在、発売後のパッチ調整やコミュニティ内での研究が進んだことで、評価の輪郭はより鮮明になっている。現在のゲームシーンにおける結論を言えば、本作は「遊ぶ人を選ぶ超人向けのスルメゲー」である。
もし快適なアクションゲームや、アニメの追体験だけを目的として購入を検討しているなら、後悔する可能性が極めて高い。しかし、死と隣り合わせのサバイバルを好み、自らの手でアビスの深淵を踏破したいと願う物好きな探窟家にとって、これほど濃密なアビス体験は他に存在しない。Steamでのユーザーレビューでも、一部の熱狂的フリークが「この理不尽さこそがアビスだ」と高評価を投じ続けているのが象徴的だ。
コンシューマーゲーム業界に一石を投じた「度し難い」野心作
現代のコンシューマーゲーム業界では、ユーザーのストレスを極力排除し、親切で快適なゲームデザインが主流を占めている。その潮流の中で、PlayStation 4やNintendo Switch、PC(Steam)というメジャーなプラットフォームに投下された本作の存在感は、ゲーム業界においても異例とも言える異彩を放っていた。
『メイドインアビス 闇を目指した連星』が残した教訓は、IP(知的財産)ゲームにおける「ファンの期待とゲーム性の不一致」であり、同時に「一切の妥協を排した世界観表現の価値」でもある。クソゲーと切り捨てるか、神ゲーと崇めるか。その答えは、危険な奈落の底へ自ら足を踏み入れた者だけが知っている。 (出典: メイドインアビス ゲーム ひどい(Yahoo!ニュース))